こんにちは。
ひろきです。
最近肌寒くなってきましたね。
あっという間に今年も終わりに近づいてきました。
年始に立てた今年の目標はみなさま達成されましたか。
後半戦よりゴールに近づけるには多くの人と協力しあう必要があるのかもしれません。
そこで、今回そんなチームワークを大事にしているサイボウズの青野慶久氏について特集します。
青野慶久(あおの よしひさ)氏について
※画像:サイバーエージェントHP より
青野慶久(あおの よしひさ)氏は、1971年生まれで今治市出身で、パナソニックに3年間勤務。
子供が3人いますが、婚姻時に妻の意向があり、妻の氏に改正。
その経験から、選択的夫婦別姓制度で国を訴訟します。
現在もサイボウズ株式会社 代表取締役社長。
そんなサイボウズでの経験からチームワークの大切さに気付かれます。
わがままをチームワークに変える!
青野氏は、離職率が28%であることに課題を感じます。
そこで会社を辞める人に何が原因なのかを聞くことを決意。
なぜ辞めたいのかを聞いていくうちに、「100人いれば、100通りの人事制度があってもよいのではないか?」と思うようになり、働き方の多様化へのチャレンジをします。
働き方の多様化とは、具体的には下記のとおり。
1.働く時間の選択(残業無し、短時間勤務、週3日勤務)
2.都合に合わせて働く場所と時間帯を選べるウルトラワーク
3.最大6年の育児休暇
4.子連れ出勤
5.副業(複業)の自由化(誰でも会社に断りなく副業可)
6.再入社できる育児休暇
1人1人に人事制度を合わせていくことは容易ではなく、納得いかないことも多々あったそうです。
ただ、継続していくうちに、離職率が 5%という快挙を成し遂げました!
次の課題は、離職率は減ったものの、一方でわがままな社員が増え始めたことが課題として浮かび上がってきました。
そこで大事になってくるのが「わがままをチーム力に変える」ということでした。
わがままをチーム力に変える 4つの大事な風土は下記。
・理想への共感
・多様な個性を重視
・公明正大(アホはOK。ウソはNG)
・自立と議論(自立心を引き出し議論によって進歩を生み出す)
これらを大事にすることでわがままがチーム力に変化していくと青野氏は言われます。
青野氏が推奨するティール組織について
青野氏は、組織論でいうところの『ティール組織』を大事にされています。
フレデリック・ラルー氏の著書『Reinventing Organizations』で紹介されたのが『ティール組織』です。
この中で、5つの組織モデルがあるとされています。
1.レッド型組織→カリスマ性のあるリーダーがトップにたつ組織
2.アンバー(順応型)組織→トップダウンの階層的構造をもつ組織
3.オレンジ(達成型)組織→目標達成を第一に考える組織
4.グリーン(多元型)組織→メンバーが主体的に行動できる組織
5.ティール(進化型)組織→個人が意思決定できるフラットな組織
青野さんが提唱されているのは、ティール組織。
社内のだれもがあらゆる情報に同時に接し、社内に秘密はない状況をつくられています。
チーム力を最大に生かそう!
青野氏はチーム力を最大に生かすためにティール組織型に組織をつくることに注力されています。
ただ、組織により必要なモデルは違うかと思いますので、ぜひ自分の会社の組織にあったモデルで、成果を上げていくことが大事なのかもしれません。
チーム力を借りることで普段の何十倍もの成果が期待できるはずです。