※画像:銚子電鉄HP より
こんにちは。
ひろきです。
新年度がスタートしましたね。
あっという間の1年だったのではないでしょうか。
気が付けば1年、また1年とあっという間に時が過ぎます。
そんな中、97年もの時を重ねた銚子電鉄の竹本勝紀氏のワクセル主催の講演会に参加してきました。
銚子電気鉄道株式会社について
銚子電鉄は、1923年7月5日開業。
千葉県銚子市に本社があり今年で97年目です。
最高時速は、40km/hで区銚子~外川の区間(10駅)は、6.4km。
山手線が時速120km/hとされるので、時速40km/hというのはとてもゆるやかなスピードです。
また、銚子と聞くと、場所柄的に海辺を走ると思われますが、実際は緑の中を走っています。
※画像:銚子電鉄HP より
赤字経営の銚子電鉄を救った「ぬれ煎餅プロジェクト」!
※画像:銚子電鉄オンラインショップより
銚子電鉄の経営はスタート当初から厳しい状況でした。
厳しい銚子電鉄を支えるために、当時専務だった綿谷氏や経理課長の山崎氏はじめ銚子電鉄の社員のみなさんが、思いつく限りの収入源を鉄道以外からつくる努力をしていました。
たい焼きを販売したり、たい焼き用のアンコの缶をちりとりにして100円で販売したり、車内でのビールはお菓子・ジュースの販売、手作りでつり革広告の作成など、思いつく限りのことは全部やっています。
そんな中、1995年に綿谷氏の思い付きで、「ぬれ煎餅の販売をやろう!」とぬれ煎餅プロジェクトがスタートしました。
ただ、当たり前ですが、誰も煎餅を実際につくったことはなく、特訓するところからはじまりました。
これが、大ヒットし3年後の1998年には鉄道プロジェクトの売り上げを超えました。
それ以降、ぬれ煎餅が銚子電鉄を支える大きな柱となりました。
銚子電鉄のここまでの感動秘話は下記動画でもご覧いただけます。
銚子電鉄の絶対絶命の危機を救った社員の必死の想い!!
そんなぬれ煎餅の売り上げも安定してきた銚子電鉄でしたが、2004年に親会社の社長が横領をし、親会社の工務店が800億円近い債務を抱えて倒産しました。
その風評被害などのあおりを受け、銚子電鉄は再び倒産の危機に陥ります。
ただ、社員もぬれ煎餅の営業をしたりと、必死に動きます。
そんな努力もむなしく経営は悪化...
「もうだめかもしれない」
と社員一同が思ったときに奇跡が起きました。
奇跡を起こしたのは、綿谷氏の元で経理をやっていた山崎氏!
山崎氏がホームページに
「ぬれ煎餅を買ってください。電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」
と書き込みます。
この書き込みが奇跡を生みます!
この書き込みは瞬く間に拡散されていき、全国からの注文が殺到し、売り上げが4億2,000万円を超えました。
まさに必死にできることをやられた結果だと思います。
乗って楽しい日本一のエンタメ鉄道を目指す銚子電鉄!!
※画像:銚子電鉄HP より
そんな経営を黒字にしていった銚子電鉄ですが、とどまることなく、さらに色々なことに挑戦されています。
※美味しくないわけではなく、経営がまずい!のまずい!だそうです笑
・映画製作
2020年に「電車を止めるな!」という映画を上映しています。
・銚子怪談
電車内でのお化け屋敷を実施しています。
そんな銚子電鉄は、乗って楽しい日本一のエンタメ鉄道を目指し、鉄道ブランド化を目指しています。
ぜひ、そんな銚子電鉄をみんなで応援していきましょう。
また、ぬれ煎餅が気になる方はこちらから購入できます。
値段は「ぬれ煎餅プレミアム」10枚入りで、931円(税込) 救済!への願いが込められています笑
今回の講演会では、銚子電鉄を守るためには鉄道だけじゃなく、鉄道とは関係ないこともやるてる姿がとても勉強になりました。
私も起業を目指し勉強している中で通じるものを感じ、好き嫌いではなく、起業にとって、必要なことをしっかりやっていきます。